8月12日の釣果

釣場 隠岐星神島エゴ
イサキ 33〜28cm 80匹(二人で)


釣場 隠岐西ノ島西ヶ瀬
石鯛 52.8,  44.7,  44.3,  42.3cm
真鯛 70cm


釣場 隠岐西ノ島冠島
石鯛 53.4,  48.2cm



7月31日 酷暑の隠岐島 日帰り釣行

6月に息子と約束した隠岐の島釣行、悪天候、日程調整などで延び延びに。
「〇〇君はお父さんと隠岐に遊びに行くけど、自分はいつ行くの?」
おっと、約束を覚えていたか、まずいな。
梅雨明けからの猛暑、釣場は熱したフライパン状態、磯釣りなんてとんでもない。
なんとか中止にしようと説得するが効果なし。
子供と言えど、約束は反故にしたくは無い。
しゃあない、死ぬ気で行くか、ワイルドすぎるぜ。

隠岐海士の浜吉丸さんに相談。
7月31日の9時にチャーター便を出します、どうですか?
チャーター→釣り→フェリーの日帰り釣行。
釣り時間が短く、なんとか耐えられそう。
息子の初隠岐釣行が決まった。

31日 7時40分 荷物を積み込み家を出る。
途中、すき家にて朝食。
玉子かけごはん定食、これで200円か安いなぁ、外食産業も大変だ。
コンビニで昼食を買い、七類港へ。
岸壁には姫路からの釣人6名。
「おはようございます、朝から暑いですね」
ついつい出てしまう「暑い」今一番使う言葉。
向こうから、どてどて歩いてくるオッサン、ありゃ船長だ。
ここ数年、容姿と頭髪の劣化が激しい。
「また太った?」最近の挨拶はこれ。
彼とは同い年、私の方がイケてるかな?
他人から見れば「目糞鼻糞を笑う」の世界だね、多分ね。


8時45分 第18浜吉丸にて七類港出航。
海はベタ凪、心配していた息子の船酔い、これなら大丈夫。

10時前、大森島へ。
ここで2名が渡磯。

次は我々の番、場所は小森島の船着け。
この釣場を選んだ理由は
スニーカーで釣りが出来る沖磯。
潮流が穏やかな浅瀬が有り、水遊びの出来る所。
西風が追い風になる所。

他の乗客に手伝ってもらい荷物を降ろす。
「ボク、たくさん釣れよ」
「はい」人見知りがちな彼が、珍しく大きな声で応えていた。

時計は10時15分 予想を超える暑さ、スポーツドリンクのガブ飲みからスタート。
マキエを入れ、海の様子を観察。
足下には大量のスズメダイ、フグ、潮は突込み潮、グレの姿は無し。
遠投~足下に仕掛けを入れるが、すぐにエサ取りの餌食。
なにも釣れないので、息子が退屈そうだ。

作戦変更、グレ狙いからスズメダイ釣りに。
ここ隠岐の島では、スズメダイを美味しい魚として珍重している。
以前、民宿でスズメダイを真鯛60cmと交換してもらった釣人もいる。
早速、サビキ仕掛けに変更、針にオキアミを付け群れの中に。
思った通り、パラパラと釣れだした、型も良い。
サシエを青虫に替えたところ、入れ食いになった。
家族全員が十分に食べれる量を確保したので、次は海水浴。

いつもは砂浜、磯の海水浴は初めて、恐る恐る入って行く。
「気持ち良いか?」
「岩の間から何か出て来そうで怖い」
親に似て小心者だ。

13時過ぎ 迎えの渡船に乗り込む。
船長「釣れました?」
「20cmの巨グレとスズメ大漁」
船長にスズメダイの美味しい食べ方を聞く。
一番美味しいのは、せごし、次に塩焼き、そして南蛮漬。
ただし、卵を離してしまったスズメダイは価値が無い。
6〜7月が旬、もう遅いかな。
(翌日、唐揚げ、塩焼きで食べる。美味しいじゃないか、卵、白子も入っており、まだまだいけるね。また釣りに行こう。)

 豊田港に帰港し、車で菱浦港へ送ってもらう。

船長にお礼、そして秋のリベンジを約束する。
フェリー待合所のトイレで、汗まみれの服を着替える。
後はフェリーでシャワーを浴びれば人間に戻れる。
「氷」の暖簾が目に入る、今年初のかき氷だ。
冷たい物の後で変だが、次に「日清シーフードヌードル」を二人で1個。
「うま、うま、うま〜」息子が吠える。
「これ、いつもと味が違うね」
「よく分かったな、隠岐の島特製だ」また嘘をついてしまった。
「今度は釣場で食べるか、もっと美味いぞ」

15時15分 フェリー「おき」菱浦港発
乗船後シャワーを浴びる予定だったが、睡魔の為、中止。



息子は初フェリーで、はしゃいでいる。

「遠くに見える島の名前は?」
「次はどこに泊まるの?」
「向こうに特別室があるよ」
「ウォシュレットのトイレがあるよ」
「シャワー室見つけた」
「石鯛の魚拓が掛けてあったよ」
「何回も船の中を廻ったから、船中の人が自分を見たよ」
うるさくて眠れない。
17時50分 七類港着
ラーメン屋にて夕食。 19時 帰宅。
暑くて、せわしい一日だった、ヘロヘロだ。
念願の隠岐釣行、これで父親の株が大幅アップと思いきや。
「グレもスズメダイも全部自分が釣ったよ、お父さんはフグ1匹、下手くそだよ」
なんちゅう事を、失礼なやつだ。
今度は秋の真鯛釣りに連れて行ってやる。
その時ちゃんと見てろよ、伝説の釣り師の姿を。